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東北リポート「人の相談に乗ってる場合じゃないが」

 FreeWay☆trash☆10jun17

東北リポート
「人の相談に乗ってる場合じゃないが」

 08年から09年への「年越し派遣村」をご縁に、おいらの携帯も緊急生活相談の窓口になっています。11年の震災と津波から東北で活動中なのですが、この間も首都圏を中心に全国から相談があります。

 その多くがせっぱ詰まっての相談になりがちです。たとえば職を失い宿舎を出されて公園で寝ている、もはや所持金は底をついてしまったというような。怪我や病気で体調が良くない人も少なくありません。

 お話をうかがう前に当方の事情を説明します。こういう訳で東北にいるから駆けつけられない、できれば東京のNPOなどに相談されてはいかが。それとも、とりあえず電話で様子を聞かせていただきますか。

 たいがい電話でアドバイスだけでもとなります。おいらの携帯を鳴らすまでに相談機関をあたって、なかなか電話も繋がらなかったりしているようです。そのあたり大手のNPOなどに奮起をうながします。

 お話をうかがいながら、これは福祉事務所に同行して生活保護を申請して、などと考えたりしています。一人で窓口に行ってもらっても帰されるだろうか。その前に今夜の居場所と食べ物を確保しなければ。

 そうして東京で信頼できる人の世話になること数知れず。急いで食べ物を持って駆けつけてもらったり、なんとかシェルターにたどり着くよう、煩雑な手つづきをお願いしたり、いつも頭の下がる思いです。

 とても残念なことに相談件数は増える傾向です。東北の地震と津波と、手に負えない原発事故、それらを放置するに等しい政府の無策。ようやく被災地の貧困が言われますが、とうに国中に拡散しています。

イージーライダー

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author:イージーライダー, category:反貧困ネットワーク, 03:15
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「反貧困ネットワーク京都」の声明から

 Slow Life ML への投稿を転載・・

http://www.freeml.com/slowliving

 

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京都の舟木です。

相模原市で発生した事件について、
反貧困ネットワーク京都の声明をご紹介します。

以下、転送・転載等にご協力をお願いします。


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「反貧困ネットワーク京都ブログ」より
http://hanhinkonkyoto.blog104.fc2.com
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相模原市の障害者福祉施設で発生

     した大量殺傷事件についての声明

 

反貧困ネットワーク京都


 私たち反貧困ネットワーク京都は、人間らしい生活と労働の保障を求め、貧困問題を社会的・政策的に解決することにより、すべての人が生き生きと暮らすことのできる社会を実現するために活動するネットワーク組織です。

 

 2016年7月26日深夜、神奈川県相模原市の障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で、痛ましい障害者大量殺傷事件が発生しました。私たちは、亡くなられた方々に対して深く哀悼の意を表するとともに、傷つけられた方の一日も早い心身の回復を心から願うものです。そして、この事件の衝撃によって心が打ちひしがれ、恐怖と動揺によって生活のリズムを大きく壊された皆様の日常が、一日も早く平穏に戻られますことを祈念するものです。

 

 この度の事件は、容疑者が優生思想に基づき、障害者の抹殺を企図したものであることが強く疑われています。この事件については、容疑者の言動や事件の「特殊性」、「異常性」にのみ着目されがちですが、ここで私たちが見逃してはならないのは、このような優生思想が、今日の社会の在り方と無関係ではなく、潜在的には、私たち一人ひとりの日常感覚と地続きであることです。くしくも本年4月には障害者差別解消法が施行されましたが、私たちの社会はその理念からは程遠く、あまりにも多くの物理的、制度的、心理的、文化的バリアに満ち満ちています。そのような状況下で、障害者を「厄介者」呼ばわりして共生を拒むような差別の思想が、私たちの社会の中に深く浸透していると言えます。障害のある人たちは社会の中で肩身の狭い思いを強いられ、地域から追われ、行きつく先に待ち受けていたのが今回の事件でした。私たちは、容疑者の言動が、私たちの日常と決して無関係ではないことを自覚しなければなりません。

 

 障害者に限らず、社会的に不利な立場にある人々への憎悪表現・排斥行動が後を絶ちません。在日外国人へのヘイトスピーチや野宿者襲撃事件、生活保護受給者への容赦ないバッシングなど、いたるところで憎悪や暴力が噴出し、それらは「社会(日本、国、経済)のため」を称して平然と振るわれています。生活保護費の強引な引き下げなど、社会的に不利な立場にある人々の生きづらさが増している状況です。そもそも私たちが、社会的連帯を目指してきたのは、基本的人権を互いに尊重しあい、誰もが自分らしく生きられることを共に保障しあうためだったはずです。

 

 容疑者とされる人物の精神科病院への入院歴などが報道され、政府も措置入院制度の見直しへと動いていますが、これをきっかけに精神障害者への隔離や管理を強化することは許されません。心身の健康の回復の基本条件は自由な社会環境であり、地域での自然な関わりにあります。また、施設のセキュリティ強化も叫ばれていますが、これも、施設の地域からの閉鎖性を高める結果となるのであれば、本末転倒した対応と言うべきです。むしろ、施設を思い切り開放し、施設内で暮らす人たちが多様な人たちとコミュニケーションを取れるようにすること、施設を出て地域社会の中で、私たちと互いに隣人として生きられる施策の充実に取り組むことこそが重要だと確信します。

 

 すでに多くの人々が、重い障害を抱えながらも、地域で仲間や隣人とともに自立生活を送っています。そこでは、自分らしく暮らすとはいかなることか、どのようにすれば人は支え合い認め合えるかということが、試行錯誤を繰り返しながら日々学ばれ、実践されています。私たちの社会が、本当に今求めている智慧は、まさにそのような場から生まれるのではないでしょうか。

 

 私たちは、以上の問題性を踏まえた適切な社会的議論をもってこの度の事件が受け止められるべきことを訴え、課題解決へと尽力する決意を表明します。

 

2016年8月23日
反貧困ネットワーク京都


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author:イージーライダー, category:反貧困ネットワーク, 08:40
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東北リポート「参院選マニフェストをどう評価するか」
 
 FreeWay☆trash☆30jun13

東北リポート「参院選マニフェストをどう評価するか」

 7月21日投票の参議院議員選挙、わが反貧困ネットワークでは、明6月30日14時から築地本願寺で、参院選前集会「どうする日本の貧困問題」を開催します。

 候補者を立てる予定の政党に呼びかけ、それぞれの政策をアピールしてもらい、また参加者の質問に答えるなどして、有権者の判断材料にしていただくつもりです。

 それに向けネットワーク・メンバーが、各党政策の評価・採点を試みました。おいらは被災地の復興に焦点を絞って、いくつか主要な政党に点数を付けてみました。

イージーライダー

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反貧困ネットワークメンバーが見る公約/マニフェスト

視点/テーマ: 東北の災害と復興のありかた
採点基準: 被災者の生活再建を最優先する政策か

民主党 20点
自民党 20点
公明党 40点
共産党 80点
社民党 40点
(ほかの政党は採点せず)

講評/理由:
 災害時に政権にあった民主党と、再び政権に復帰した自民党は、マニフェスト・政権公約の筆頭に、被災地の復興をあげて頼もしい。
 と見えるが本文を読めば失望する。そこには何から手を付けるのか、本気で街づくり、国づくりに向かうプログラムがない。そのために国の責任と地方の権限を、早急に見直す気配も感じられない。
 ざっと見渡して、高く評価できるのは日本共産党の政策である。被災者の生活と生業を全力で支援する必要性が、根本的かつ具体的に述べられている。国民が政府と政党に期待する最低限のことである。
 社民党なども、復興に関しては抽象的な記述にとどまる。おそらく現地の状況を把握する力が、不足しているのではないだろうか。

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author:イージーライダー, category:反貧困ネットワーク, 01:29
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