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東北リポート「東北応援プロジェクトを提案(参考)」
 
 FreeWay☆trash☆13jun13

東北リポート「東北応援プロジェクトを提案(参考)」

 かぎりなく幽霊会員に近い存在になってしまっていますが、反貧困ネットワークに以下の提案をしました。すでに折に触れてリポートしてきましたけど、被災地での生活は決して楽ではありません。どんなメディアも貧困の問題を報じないようですけど。

イージーライダー

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東北応援プロジェクト(提案)

 2011年3月16日、仙台入りして現地に滞在しており(主として石巻エリア)、プロジェクトの趣旨について飲み込んでいませんが、被災地では貧困の問題も深刻さを増していると感じており、標記のようなプロジェクトを提案させていただきます。

 あの地震と津波によって多くの人命が失われ、また仕事や住居、財産をなくした被災者は多数にのぼり、未だ将来の生活への不安は払拭されません。わずかばかりの見舞金、義援金では生活再建にほど遠く、一部にはあきらめムードさへ漂いはじめます。

 このような激甚災害だからこそ、すくなくとも住民の生活をもとに戻し、いくらかでも希望をもてる環境を整備するよう、なにを置いても国を挙げてすすまなければなりません。しかしながら先の民主党政権も、代わった自民党政権もかけ声ばかりです。

 壊滅的な打撃を受けた漁業や農業の再生は、それでなくても後継者不足に陥っていたものを、よほどの覚悟を持って支援しなければ難しい。必要なことは国が肩代わりするから、5年、10年、なにも心配しないでがんばれと言われてもできるかどうか。

 実際に行われていることは、あくまで個人の責任で多額の借金をし、まったく見通しの立たない事業をスタートするか、それがいやなら漁業、農業への従事をあきらめて、土木・建築の現場に働き口を見つけなさい、そう言わんばかりの政策ばかりです。

 私は当地で、日常生活に欠かせない病院への通院や、買いものなどへの移動・交通に不便を感じる、高齢者や障害者のサポートをつづけています。もともと過疎化・高齢化の進んでいた浜や村から、若い人がいなくなり、年寄りばかりが取り残されます。

 そうした現象が被災地では加速しています。そのこと自体わが国と国民の貧困以外の何者でもありませんが、実際に日々の生活に行き詰まる人も少なくありません。本来なら支給されてしかるべき生活保護なども、ほんの一部にしか適用されていません。

 これからの被災地への支援では、このような貧困の連鎖を避けて通れません。より専門的な知見と、なにより粘り強いアプローチが必要です。それを反貧困と呼ぶかどうかは別としても、当ネットワークの課題は都市型の貧困にとどまらないのでしょう。


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author:イージーライダー, category:反貧困ネットワーク, 01:08
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