- 東北リポート「追っかけ、追っかけられ、北国・・」
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2018.05.15 Tuesday
FreeWay☆trash☆15may18
東北リポート
「追っかけ、追っかけられ、北国・・」
うたっこライブのスケジュールが、地元紙に掲載されるようになり、ラジオでもアナウンスされます。そうして思わぬ出会いがあります。AさんとBさん、二人の女性が連れだって、団地の集会所などに姿を見せることがありました。
いつも楽しそうに歌って帰って行きます。Aさんは幕間のフラダンスに興奮し、以前フラをやっていたんだそうで、さっそく一緒に踊っていただきます。実はAさんは震災のショックが大きく、なかなか元の生活に戻れないんだとか。
仮設住宅から市営(復興)住宅へと、入居したけど引きこもってしまう。そこでBさんが「うたっこライブ」を知り、無理にもAさんを連れてきたといいます。おいらは「いつもの追っかけ」などと、お二人を茶化していたのですが。
やがて仮設住宅は閉鎖されるようになり、お二人の姿を見ることもなくなりました。ところが先日、前ぶれもなくAさんが市営住宅の集会所へ。住宅のみなさんと楽しく歌ってから、連れの男性Cさんが自分たちの住宅でやりたいと。
20戸ほどの小規模の団地で集会所もない。地元の町内会にそっくり加えてもらった。ただ町会の会館は遠くて新住民は出て行かない。町会に相談して、二棟のアパートの中庭にテントを張り、そこで歌ってもらうことはできないか。
もちろん「できますよ」と即答しました。いずれ町会の会館でもやりたいねとも。先方で検討して連絡いただくことにしました。しばらく待つ間に考えました。どんな形状の中庭なんだろう、町会との話し合いは上手くいくだろうか。
ついに待ちきれなくて団地名を頼りに現地へ。追っかけられたら追っかけなきゃならない。山道やあぜ道を走って(ただ遠回りしただけ)、ようやくそれらしい住宅を見つけました。電話も名前も知らずに、ここでやると決めていた。
相手の名前も知らないのに、最初に会った爺さんがCさんを訪ねろと。その前に中庭を見ていたら、ほかのおっさんがAさんを呼んでくれた。AさんはCさんを連れてきて、Cさん「あきらさんを町会長に会わせよう」となりました。
みなで乗り合わせて町会長を訪問したら、辺りは暗くなりかけていました。このときの話し合いには心を打たれました。Cさんは市営住宅の住民に外へ出てほしい、もちろんAさんも思いは同じ。途中で町会長の夫人も加わりました。
町会長と夫人はAさん、Cさんの話を黙って聞き、まず「ご苦労さま」と労って、市営住宅の中庭を使う案を支持します。必要な機材と人員と「お金もあっから、市に出させっから」と言います。すべてを肯定し受け入れて見せます。
こうして6月に第一回を開催することになりました。Aさん、Cさんも満足そうな表情です。会長夫人が裏山で採れた筍をみなに持たせました。すっかり暗くなった帰り道、ふと「電話番号も知らないからできたこと」と思いました。
イージーライダー
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